北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
806/1232

かんじきソフトボール(黒松内町)歓声と湯けむり舞うソフトボール全国大会二月二十二、二十三日に第五回渋谷吉尾杯かんじきソフトボール全国大会が開かれました。今回は全国大会となり、出場チームも昨年の二十四チームよりも八チーム多い三十二チームが集まりました。道外からは青森県青森市、秋田県阿仁町、そして四国は愛媛県野村町から三チームの参加がありました。町内チームは、熱郛村チーム、大安吉日、大安吉日の翌日、朱太野球部、歌才自然の家の人々、役場のんべー会千竜組、役場野球部の七チームが参加しました。後志国際交流の会と留学生で構成されたインターナショナルチームも参加し、全国大会にふさわしい顔ぶれ第5回渋谷吉尾杯かんじき黒松内町『広報くろまつない』№一九六一九九二年三月がそろいました。二十二日は、歌才自然の家を会場にリーグ戦の抽選会をかねた歓迎会が催され、会の中で、かんじきソフトボール全国大会テーマ曲の「渋谷吉尾に捧げる歌」ともうひとつのテーマ曲「かんじきおけさ」の披露もありました。会場内ではチームを隔てた親交が夜九時過ぎまで続いていました。二十三日は午前九時より開会式が行なわれ、その後グリーン広場と多目的グランドの二会場に分かれてリーグ戦が行なわれました。どちらの会場も、かんじきを履いても埋まる積雪一メートル半という絶好のコンディション。笑いと歓声を誘う珍プレー、好プレーが続出していました。リーグ戦ではしゃぎすぎた選手達は、昼の交流会のジ           ンギスカンをほおばりながらそれまで敵チームだった同志がひとつの鍋を囲んで楽しい交流が続いていました。79016 第1部 社会・文化 第13章 スポーツ

元のページ  ../index.html#806

このブックを見る