フロアカーリング(新得町)午後からは、リーグ戦を勝ち抜いた上位八チームがメイン会場の町営野球場に場所を移して、準々決勝から始まりました。周りの応援する観客もどっと増え、相変わらずのドタバタプレーがありながらも渋谷吉尾杯ジャンボかんじきをめぐっての熱く激しい闘いが繰り広げられました。結局、優勝チームは町役場野球部となり、三年連続優勝を達成しました。準優勝には初参加ながら大健闘した、歌才自然の家の人々が輝き、三位は倶知安自衛隊友の会と朱太野球部が入り、町内チームが上位をほぼ独占し、強さを見せ付けられたかたちになりました。天気も曇りがちのまずまずとなり、肉まんや豚汁などのバザーも大好評で甘酒の無料サービスも一日中寒風の中にいた選手や役員にはありがたいものになりました。目下敵なしの町役場野球部を下すチームの誕生は来年の大会に期待しましょう。(北海道立図書館所蔵) 【新得=岡部彰広】町発祥の室内軽スポーツ、フロアカーリングの日本協会(会長・阿部政豈町体育指導委員長)が二十三日に発足した。同競技の全国的な普及を目指すもので、将来的には全国大会の実施などを考えている。同競技は一九九四年に考案された。その名の通り、体育館など床のある室内で行う。カーリングとルールが似ているが、氷上を滑らせる「ストーン」の代わりに車輸がついた木製の「ウッド」を用いるほか、ターゲットと呼ばれる一個の「ウッド」への近さで得点を競う。ターゲットは可動式のため、別の「ウッド」を当てて移動させることで一転して有利、不利になる点が特徴。道内では、町内のほかに伊達市や胆振管内白老町や洞発祥の地に日本協会発足フロアカーリングの全国普及へ 『十勝毎日新聞』一九九九年三月二四日新得79117 第4節 市民スポーツの広がり
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