北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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爺村などで競技の輪が広がっている。昨年十月には、小規模ながら伊達や札幌からの十七チームで「全道大会」を町体育館で開いた。また、一月のニュースポーツ全国指導者講習会(東京)で、初めて全国規模で紹介されて以来、愛好者の輪が広がっている。同競技はこれまで、町教育委員会と町体育指導員協議会が普及活動を行ってきたが、日本協会の設立で、さらに幅広く普及活動を展開するメリットが生まれる。また、点在する愛好者に対して指導者育成方法やルール改正、大会開催などの連絡を円滑にすることができる。同協会設立に合わせて、町内の障害者授産施設わかふじ寮で製造されている「ウッド」が、大阪の軽スポーツ販売会社「サンラッキー」を通じて販売されることも決まっている。阿部会長は「道外でかなりのペースで普及が進んでいる。協会設立を機会に競技発展にはずみをつけたい」と話している。(北海道立図書館所蔵)792第1部 社会・文化 第13章 スポーツ  

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