視学官講習会 文部省主催の全道視学官講習会六日目は新十津川、学園両国民学校の実地視察を行つたがこの日軍政部民間情報教育課長ウルフ大尉は午前十時半より一行に加はり渡邊教育民生部長、尾見学務課長の案内で複式教授中の学園国民学校を興味深く参観した、三年生の男子児童が『養老』を劇化して教壇で対話してゐるのを通訳を通してうなづきゼスチヤーのない児童の動作をほゝゑましく眺め、特に児童の手になつた〝世の中の出来事〟とか、科学資料を自分の手で集めた〝私達の室〟などに深い関心をよせ、引きつゞき新十津川国民学校において視学官協議会に出席『北海道新聞』一九四六年一一月八日ウルフ大尉出席今回公布された日本憲法も国民の理解によつてはじめて結実するものでありその理解は民主主義的教育の徹底にあると強調午後三時帰札した、なほ一日よりはじまつた同講習会は七日終了したこれは、昭和二十三年七月十六日、札幌市の北海道第 一師範学校における北海道社会教育大会における北海道地区軍政部民間情報教育課のG・H・マック・ターガート氏の講演でのべられたものの一部である。PTA設立と運営〈一九四八年〉父母と先生の会についてG・H・マック・ターガート 推奨する学校の父母と先生の会規約及び附則札幌市立中島中学校記念誌発行委員会『中島中学校 開校25周年記念』一九七二年第二節 占領軍の教育施策への指導講演会での指導〔中島中学校とPTAの誕生昭和23年度〕第2節 占領軍の教育施策への指導81512 11
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