1 教育財政 昭和二六年度予算四 昭和二十六年度教育費予算について1、あらすじ昭和二十六年度教育費予算は、昭和二十五年十二月六日北海道教育委員会において議決された、昭和二十六年度教育施策の重点である、教育行政の合理化学校教育の整備生活文化の確立職員の待遇並に資質の向上児童生徒の福祉増進の実施に必要な財政的裏付けを目途として編成し、こ北海道教育委員会調査課『北海道教育概要 一九五一年版』一九五一年れが所要額を七十九億七千二十三万円と見積りこれを教育委員会法第五十六条の定めるところにより昭和二十五年十二月二十五日知事に送付した。然るに其の後、知事側の予算編成方針に変更を来し、年間総予算は新たに首長並に議員の改善を俟つて決定し、とりあえず、行政運営上の基礎的経常費のみを計上する所謂骨格予算を編成することとなり教育費に関しても同一歩調をとるよう要望を受け、当委員会に於ても、諸般の情勢よりこれを諒としできる限りこれに協力することにしたが、ただ学校費中には新学期その他の関連より必ずしもこれに即応できないものもあるので斯様なものについては年間総予算を編成することに努めた。かくして知事側と接渉数次におよびここに予算の統合調整につき、両者の協議整い二月二十五日の開会の昭和二十六年度第一回道議会に提案する運びになつた。その総額は五十四億九千二百八十万円(一万円以下省 六%に相当し前年度における教育費当初予算四十二億三略、以下同じ)であつてこれは道費普通会計総額の五十第一節 教育条件整備・教員配置856第2部 教育 第3章 教育条件整備・教育運動(5) (2) (1) (4) (3)
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