北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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欠席理由の第二位は家庭の無理解によるもので総数 二、八五三名で支庁では 市では    は   と主として水産漁業関係地方が系数上高い事が見られる。又欠席理由の中家計の全部又は一部を負担させなければ成らないと云うものが、三五三名で昨年度系数五○五名に比して良いとは云い乍ら、相当深刻な社会層の一端が現れていると云えよう猶、学校が遠いために欠席したもの六六五名系数の大きな支庁では釧路(八一名)網走(七五名)十勝(六六名)市では函館(十一名)釧路(八名)苫小牧(六名)があり、系数の大きな支庁では渡島(六六名)網走(六二名)空知(四九名)渡島(三二四名)網走(二七九名)釧路国(一九八名)室蘭(七三名)函館(六九名)小樽(四七名)市ではがあつて、これは学校教育指導の面に於て早急解決を要する問題であると思われる。又友人にいじめられる為に欠席したも)一七名についてと数的には少いが年間五十日以上このために学業から離れていた児童を学校においても家庭においても放認していた事実については一考を要すべきではなかろうか。これ等の長期欠席児童は欠席期間中どんな行動をしていたかが教育指導上重要な事項であると思うので、一応主な系数を拾つてみると、留守番、子守、看病等が三、一五七名で函館(三○名)札幌(二一名)旭川(一七名)釧路国支庁(三名)空知(二名)後志(二名)札幌市(一名)函館市(一名)その他六系数の大きい支庁では渡島(三三○名)網走(三○二名)上川(二一五名)(の脱カ894第2部 教育 第4章 小学校・中学校

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