北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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北方領土学習なります。体力つくりの推進このような、本道児童生徒の体力の実態を踏まえ、道教育委員会では、体力つくりの推進を早急に取り組むべき学校教育の重要な課題とし、学校体育指導を充実するため、▽教科の体育指導を一層強化する▽体育的行事を一層充実する▽業間の体育活動や課外の運動部活動を一層推進するなどの重点指導項目を設定し、体力つくり指導の充実を図っています。具体的には、「体育指導担当教員の指導力向上を図る研修事業の充実」、「体力つくり推進校の研究成果の活用」、「学校体育関係団体の育成強化」などを進めています。このうち体力つくり推進校の実践研究については、推進校の児童生徒の体力の伸びが良好であることなどから、特にその成果が期待されています。〈中略〉日本固有の領土である北方領土―歯舞諸島・色丹島・国後島・択捉島―に対する国民の意識が、二百カイリ問題によって大きく高まっている今日、単に根室市民の問題としてではなく、国民の総意による北方領土返還を実現すべき時代に至ったと考えられる。特に根室市民にとっては、祖先が幾多の苦労を重ねて切り開いたこれらの島々は、自分たちの郷土であり、したがって、日本固有の領土としての意識も、早期返還の願いも、極めて強い。本校における北方領土学習の実践はじめに北海道教育委員会『教育月報』№二六○根室市立花咲港小学校 (北海道立図書館所蔵)一九七七年九月907第3節 体力つくりと北方領土学習12      

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