北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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国際交流北海道教育委員会『教育ほっかいどう』三三六国際理解・国際交流 イ村との学童交流を通して本校では平成二年度から家庭地域と連携しつつ国際理解教育を充実し「視野を広げ豊かな心を育てる」教育を推進してきました。その結果、生徒は人間尊重を基盤とする国際理解を深め、国際社会に生きる日本人としての基礎的資質・能力を身につけ、学校生活においても望ましい変容を遂げたと考えています。国際理解教育を推進するに当たっては、主題・設定理由・年次計画・研究内容等を立案しての取り組みですが、号一九九四年一一月サハリン州オジョールスキ猿払村立拓心中学校 ここでは相互訪問活動での成果についてその概略を中心に述べたいと思います。本村では、過去にインディギルカ号遭難事件、海底ケーブル中継所があったことなどから平成二年にサハリン州のオジョールスキイ村との姉妹締結がなされ、村の関係者・教育委員会・猿払村国際交流協会(平成五年発足)のご支援のもとに、今年で第四回目の学童交流が実施されているところです。今年も中学三年生全員(四十六名)が、七月二十五日から二十九日までの五日間オジョールスキイ村を訪問し、八月二十二日から二十五日までの四日間は、オジョールスキイ村からの訪問団を受け入れ、延九日間の学童交流を行いました。この交流によって生まれた出会い・感動は生徒にとって大きな体験であり、別れの時には肩を組み、涙を流して再会を約束している姿は、我々大人をも感動させる場面でした。交流活動の結果としては以下のとおりです。交流活動の成果第四節 国際化への対応と学校週五日制909第4節 国際化への対応と学校週5日制13     

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