特集 「学校五日制」第二回「休日の拡大等に対応した青少年の地域活動促進留萌管内推進会議」が十二月十日(木)、ニューホテルカクセンの会議室において開催された。この推進会議は、学校週五日制の導入による青少年の休日の拡大に対応して、子供たちの学校外の活動の充実を図るため、管内的に意見や情報等を交換し、関係行政、機関、団体の緊密な連携の中で体制の整備を図ろうとする目的で設置されている。今回の会議では、主に九月十二日、十一月十四日に実施された土曜休日の取組みと今後に向けた課題や展望等についての意見交換が行われた。特に、初めての土曜休日となる九月十二日については、当初児童・生徒の問題行動等の増加が心配されていたが、全市町村、各学校とも大変スムーズに実施されたとの報告があった。『留萌教育』№三○四 一九九二年一二月実質、まだ二回の土曜休日のため、今後の推移を見守る必要もあるが、各市町村、学校では休日の過ごし方の啓発に力を入れており、子供たちの家庭、地域活動の活発化が期待される。1 管内推進会議意見等の概要学校週五日制実施の概況事務局説明特に、九月十二日のキャンペーン事業の取組みをはじめ、各市町村とも大変スムーズに実施された。土曜休日の過ごし方についての学校調査によると、小中学校では、家族や友人、あるいは、個人的に過ごした割合が高く、高校では、部活動を行う生徒もいたが、「自己実現の日」と銘打って、生徒が自主的に動ける対応をしたところもある。社会教育の調査では、家庭、地域で自由に活動したという子供が多かったが、行政や団体の行う事業への参加は比較的少ないという結果になっている。また、地域にほしい施設として「公園や広場、バスケットゴール……」等があげられており、今後子第4節 国際化への対応と学校週5日制(4) (3) 911 (1) (2)
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