供たちが家庭や地域でいきいきと活動できる具体的環境づくりについても検討していく必要があると考える。しかし、休日の活用については、まず家庭が大事であることを理解してもらわなくてはならない。併せて地域における魅力ある活動づくりや支援体制の整備が今後の課題となっていくものと思う。学校等を含めた三点のお願い一点目は、来年度は四月当初から週五日制が実施される。したがって学校では、標準時数の確保など、教育水準の維持といった具体的な点に留意し、教育課程の編成に臨んでいただきたい。二点目は、この制度の導入を契機として、家庭、地域社会、学校の教育の責任体制づくりと相互の緊密な連携を強めていただきたい。三点目は、この制度の問題や解決策にだけ目を向けるのではなく、多くの人たちの共通した課題として取組むよう、人々の関心を喚起していただきたい。(国立国会図書館所蔵)第2部 教育 第4章 小学校・中学校 (6) (5) 912
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