北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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〔第二節 新制北海高等女学校時代(昭和二十二年四月~昭和二十三年三月)〕中学校付設にあたり、その準備として、同年三月四日次の募集要項を発表した。 「拝啓、余寒なほ厳しい折柄益々御清勝の御事何よりと存じ上げます。さて今回の学制改革に伴ひ本校では大体次の様に方針を定めました。一、新制の中学校と其の上の高等学校とを併せて設置します。二、当分は女子のみを教育します。三、生徒は通学区域による割当によらず、広く一般から募集します。左記要項によって新制中学一年に入学させる生徒を募集いたしますから御多用中恐れ入りますが御校児童に御北海高等女学校併置中学校の募集〈一九四七年〉札幌大谷中・高等学校『札幌大谷学園七十年史』一九七七年披露下さいますやうお願ひ申します。生徒募集、考査等についてはまだ詳細指示がなくしばらく発表を控えてゐますが本校としては凡そ次のやうに予定して居ます。一、募集人員  二、願書〆切  三、面接試問  四、入学申込料 五、学費   六、入学願書用紙は所要枚数お申込み下さればお送り致します。」    同年三月三十一日面接並びに身体検査による入学試験昭和廿二年三月四日     国民学校長殿募集要項百五十名(女子のみ)三月廿日頃(予定)三月下旬(予定)身体検査  金拾円也(予定)入学料   金弐拾円也毎月 授業料 廿五円(予定)交友会費二円保護者会費 十八円北海高等女学校915第5節 私立の学校16 

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