北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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第八 総合考察本実験的活動で取挙げた項目は一地区、一校の活動としては広汎に過ぎる。けれどもはじめの目的よりして、初回としてはこの範囲は必要であつた。それでも次の事    項が未だ残された問題である。イ,学校教育の年度計画樹立と改良普及事業の改良普及計画樹立に於ける連携。ロ,生活改善に於ける両者の連携。ハ,展示圃場に於ける連携。ニ,巡回指導に於ける相互委嘱による連携。ホ,教育指導と普及指導に於ける教育技術と普及指導技術の連携。ヘ,中学校職業家庭教育と改良普及事業との連携。又さらに学校教育と改良普及事業の連携より視野を拡北海道上士幌高等学校『農村地域社会学校としての高等学校の在り方』一九五七年げ、現実の問題として急がれることはイ,社会教育団体との連携ロ,農業協同組合教育指導事業との連携などが存在するし、これら各関係者の基本的認識の問題としてイ,部落意識の共同調査ロ,グルーピングの方法はなるべく早く取りあげられることが必要だと考えられる。この度の実験的活動だけを通じてみるならばイ,連携協議体を国、都道府県、郡又は支庁、市町村段階で概ね次表〈略〉のような形で設置される事は極めて有効である。ロ,実験項目の選定類別で下記の問題は一括して同一問題として実験すべきであつた。Ⅰ Ⅱ Ⅲ ハ,学校教師と改良普及員の業務の相互委嘱の問題はホームプロジエクト指導と農業クラブ農業講座の開設と施設供与教師の研修と資料提供6 上士幌高校第2節 新しい高校教育933

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