D-2408-9999-00028535入試テストは慎重に大学入試が近づくにつれて「学力コンクール」などの催しが受験指導会などの手で行なわれているが、この採点は厳正に行なうようしてもらいたい。自校での試験の採点のミスは直ちに担当教師に申し出て直してもらうことができる。この場合はそれもむずかしく、受験生も採点にミスがあってもそのままにしているようだ。先月行なわれた北大学生教育指導会主催のテストに参加したものの話を聞くと、世界史の問題の採点が、模範解答にある「王陽明」のところに「王守仁」「ラブレー」のところに「フランソワ・ラブレー」としたために×になって返されたそうだ。「北大」の名のもとに行なわれ『北海道新聞』一九六二年一二月四日ているだけに、正式の入試の採点にもこのようなことが起きはしないか、との不安も起こる。こんごの採点には厳正を期すよう関係者にお願いしたい。(小樽市・〔人 名〕=三四歳・教員) 「憂うつな〝灰スクール〟の毎日、服装まで縛られるのはいや!」と、札幌の市立開成高と私立北星学園男子校が相次いで〝制服自由化〟に踏み切った。この風潮は本州各地では早くから始まっているが、道内でトップをきった両校では〝反対〟意見の強い父母たち、不安気に見守る教師たちと、反応はさまざま。この自由化の波は、こんご道内各地に広がるものとみられているが、いった制服自由化 一つの教育的冒険精神的な解放 生徒会父母側は反対、迷う教師『北海道新聞』一九七一年九月二九日北海道新聞社許諾第三節 高校教育の課題と高校再編7 入試テスト8 制服自由化第3節 高校教育の課題と高校再編935
元のページ ../index.html#951