北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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その活動内容が読み取れる。一九八○年代以降は、北海道内で過疎化が急速に進み、主に農山漁村の少子化による学校の存続問題が顕著になった。一九八八(昭和六三)年に「自然体験留学制度」が中学校で先行して始まり、一九八九(平成元)年には小学校でも山村留学生の受入れが始まった。その特徴は、都会からの留学生と共に地元生徒にも教育的効果が高まる制度運営を図っていた。その当時から全国各地からの視察が多く他地域のモデルとされた。資料5からは、北海道で初めて里親留学方式による山村留学を導入した日高町の地区協議会「里親協」の誕生と、資料6は、山村留学を地域づくりの一環として位置付けた鹿追町の自然体験留学センターの様子が記述されている。第二節 山村留学による学校存続と学校・地域づくり948第2部 教育 第6章 へき地教育  

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