3 国の文教施策に対する要望書つている。そのため、われわれ父母は今日まで劣悪な条件の一日も早く解決する事を機会ある毎に各種関係団体に要望して各地区市毎に運動を進めて来た。しかし劣悪な単級複式教育の諸条件は予算措置の不足とも相俟つていまだ解決されない多くの問題を残している。これらの諸問題の解決は各種関係団体の協力だけでは単級複式教育の複雑な特殊条件を解決することの容易でない事を再確認した。そこで同じ環境地域にある父母が大同団結して此の種の教育を守り教育の機会均等を実現するため本日全道各地の関係父兄の参集を求め審議を重ねて強じんな協力推進団体を結成し関係機関とも相提携して別表〈略〉のような諸事項を速やかに解決し以て単級複式校における教育水準の向上を図ると共に本道教育の特殊性に期与しようとする趣旨で此の会の結成を願うものである。(北海道教育大学へき地・小規模校教育研究センター所蔵)昭和三十六年一月十日 各 事項 現行 北海道教育委員会『昭和40年度 に対する要望書」一九六五年 殿 準備委員長 副委員長 々 地区代表者 市 1、へき地教育の振興小規模学校の教職員定数の標準の改定現行標準法による小学校校長定数の算式六学級以上の学校総数×一=A五学級以下の学校総数×○・五=BA+B=校長定数中野 常吉 中田 幸太郎 前田 弥三郎 国の文教施策 (1) 第2部 教育 第6章 へき地教育950
元のページ ../index.html#966