北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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2 北海道における特殊教育の現状特殊教育の振興道教育委員会は、昭和三九年度の教育行政執行方針に学力の向上、特殊教育の振興、青少年の健全育成の三つの柱をたててその施策の遂行に努力することを明らかにしたが、特に特殊教育については、教育の機会均等の精特殊学級の増設と盲・聾・養護学校の新設北海道教育庁財務課「特殊学校への就学奨励」(北海道教育庁施設課「特殊教育振興対策関係資料」一九六四年 所収)一九六四年神を実現するためにも身体的に恵まれない児童・生徒に対する教育を充実することによって子供の幸福と社会国家の福祉繁栄を図ろうと考え、本年度は次の具体案をたてて推進に努力することになった。イ ロ ハ ニ ホ このような積極的な施策を推進する予算は前年に比べて三七%の増となり、特殊教育振興の建前から喜ぶべきことである。次に、道教委が策定している特殊教育振興対策の基本   方針をあげると特殊学級の大巾な増を図る(八○学級増)肢体不自由児のための札幌琴似、旭川の両整肢学院に併置されていた特殊学級を道立養護学校とする。真駒内の養護学校(対象肢体不自由児)の学級増をはかり高等部を新設する。真駒内養護学校に言語訓練室を設ける。精薄対象の高等養護学校の調査費をつける。札幌聾学校に幼稚部を設置する。聾学校高等部の統廃合を積極的にすすめ職業教育第二節 特殊教育の振興と養護学校教育の義務化5 北海道における特殊教育の現状976(1) (B) (A) (1) 第2部 教育 第7章 障がいのある子供の教育

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